住友電工のFPCについて

住友電工プリントサーキットでは、住友電気工業の研究部門と連携して、新規材料の研究開発に日々取り組んでいます。
一般に材料メーカーとFPC製造メーカーは分かれていますが、最先端の技術や製品を開発するためには、FPC（フレキシブルプリント回路）それ自体の製造に関する技術だけではなく、その材料に遡って、新たな材料の創出に挑戦していく必要がある場合が多くあります。この材料開発を、住友電工プリントサーキット単独ではなく、住友電気工業及び住友電工グループの総合力をベースに行い、実際に量産化していることが、住友電工プリントサーキットのFPC事業の強みであり、その独自性となっています。

住友電工プリントサーキットでは、当社単独での技術力・開発力のみではなく、住友電工グループの総合力でお客様にFPC製品をご提案・提供致します。
住友電気工業株式会社は、自動車関連事業、情報通信関連事業、エレクトロニクス関連事業、環境エネルギー関連事業、産業素材関連事業など、非常に幅広い事業分野を手掛けており、その各部門との連携を大切にしています。例えば、他の事業分野と製品開発を協業したり（例：自動車用FPCで自動車事業部門と協働）、電子ワイヤーなどの配線材とFPCを融合させた製品を開発したりしています。
また、研究部門と連携し、様々な材料開発、技術開発や評価等を行っています。
このように、住友電工プリントサーキットでは、住友電工グループの各部門と連携して、その総合力をベースにお客様によりよい製品をご提案致します。

住友電工はメタルから光まで多様な高速配線ソリューションを提供しています。その中で、メタルのソリューションについて使い分け・選択のヒントを下記に示しております。伝送速度・周波数、配線数、長さ、厚さ、部品実装等々、いろいろな条件の下で最適な配線材をお選びいただけます。特にFPCについては、配線材としての特徴とプリント基板としての特徴を兼ね備えており、薄型、軽量、配線や形状の自由度の大きさ、部品実装といった面で大きな効果が期待できます。